eラーニングの普及が進むにつれて、同時に注目される仕事があります。
それはeラーニングの中身、つまりソフトやコンテンツを作る仕事です。
前の項でeラーニングのデメリットとして中身の教材を作るのが大変だというお話をしました。
一般のユーザーがこれらのコンテンツを作るのは大変ですが、それは言い換えるとプロの出番ということになり、それだけ新たなビジネスチャンスが生まれるということです。
IT企業は当然のこと、各方面の企業がeラーニングの分野に参入してきており、熱い視線が注がれているのがよく分かります。
例えばイラストレーターやフォトショップなどで知られるアドビシステムズという会社もeラーニング専門の部署を有しており、この分野に力を入れている企業です。
アドビシステムズはクリエイティブ系のソフト開発で成長した企業ですから、eラーニングにおいてもそうした強みが発揮されています。
またアドビシステムズは先日マクロメディアというソフトメーカーを買収したことでも知られています。
このマクロメディアはFLASHというWeb用の動画技術で定評があり、その技術を傘下に収めた同社はeラーニングの分野でよく利用されているFLASH技術でイニシアチブを獲得しています。
SIと呼ばれるIT関連企業もeラーニング分野での売り上げを伸ばしています。
SIというのはシステムインテグレーターのことで、システム開発を主力としている企業です。
これらの企業はシステム開発を得意としているので、その一環でeラーニングのシステム開発を行っています。
どちらかと言うと自社で直接何らかの商品を販売しているというよりは受託開発をするという関わり方です。
eラーニングシステムを提供するにはCD-ROMやDVD-ROM、またはインターネットを介するなどの方法がとられます。
CDやDVDでeラーニングを提供するにはコンテンツ制作が必要ですし、物理的にディスクのプレス作業も必要になります。
それとは違ってインターネットで提供する場合はサイト、つまりホームページコンテンツが必要になります。
eラーニングの普及によってこれらの産業が活況を呈しているのはこうした需要があるからです。
情報技術や端末の性能向上によってeラーニングのコンテンツもどんどん豪華になってきています。
最初は文字ベースの簡単なものばかりでしたが、最近ではカラフルな図がたくさんあるものや、動画を活用したものなどがあり、以前とは比べ物にならないほど分かりやすくなっています。
これにはコンテンツ制作者の努力があるということですね。


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